甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
車で次の目的地へ移動。
陽世くんにエスコートされて到着。
「せっかくだから、こういう場所でデートもいいよね」
え、まって。
これって船……だよね?
「クルージングの予約取れたから楽しもうね」
「っ……!?」
陽世くんとのデートって、女の子の憧れがギュッと詰まりすぎでは……!?
まるでお姫様になったみたいだもん。
可愛くしてもらって、素敵な場所でデートなんて。
「叶琳ちゃんは紅茶でいい?」
「あっ、うんっ」
ぜんぶ陽世くんが対応してくれて、わたしは緊張しすぎて周りをキョロキョロ。
「ふっ、落ち着かない?」
「こういう場所慣れてなくて!」
「僕もだよ。ちょっと緊張するね」
うそうそ、陽世くん全然緊張してる様子ないよ。
むしろいつも通り落ち着いてるし。
わたしばっかりソワソワ。