甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
わたしだけ場違い感がすごい……。
陽世くんは馴染んでるけど。
それに、ここ高そうなジュエリーばっかりじゃ……。
興味本位でケースにあるものを見てびっくり。
うわぁぁぁ……金額の桁すごすぎる……!
高校生のわたしじゃ、とても手が出せない金額ばかり。
「あ、あの陽世くん? ここでアクセサリー選ぶのは……」
「気に入ったものなかった?」
「そうじゃなくて! ど、どれも高そうで!」
「あ、これとか叶琳ちゃんに似合いそう。すみませーん、ちょっといいですか」
ひぃ……! なんで店員さん呼んじゃうの!!
「彼女に指輪をプレゼントしたいんですけど」
「陽世くん、ストップ! 指輪はまた今度で!!」
「えー。じゃあ、ネックレスかブレスレットにする?」
「いやいや! 見るだけで十分っていうか!」