甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「だから、ふたりと一緒に暮らしてそばにいることで、どちらが運命の番か見極めてほしいんだ」


「い、一緒に暮らす?」


「叶琳さんと陽世と夜紘が3人で暮らせるように、マンションに部屋を借りておいた。今日から3人でそこに住んでほしい」


ちょ、ちょっと待って!?


そんな軽く言われても困るし、3人で一緒に住む!?


話の展開がジェットコースター級でついていけない!



「陽世か夜紘――どちらが叶琳さんの番なのか、見極める絶好のチャンスだと思うんだ」


わ、わたしの意見は聞いてもらえないの?


「もちろん叶絵さんの許可もいただいてるからね」


お、おばあちゃん……!?


なんでわたしの知らないところで許可しちゃってるの!?



「叶絵さんは、叶琳さんがひとりで暮らしているのをとても心配しているようでね。自分に何かあったときに、叶琳さんを守ってくれる人間がそばにいてほしいと、ずっと思っていたそうなんだよ」


おばあちゃんが、わたしのことを考えてこの決断をしたってこと?



「今回の件は、叶琳さんを想って叶絵さんが承諾してくれたんだよ」


16歳になった誕生日に、いきなり波乱の予感。

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