甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



店員さんにお礼を言って、なんとかお店の外に出ることに成功。


「叶琳ちゃんってば、せっかちだね」


「あのままお店にいたら大変なことになると思って」


「大変なこと?」

「ひ、陽世くんは気にしなくていいの!」


陽世くんって、こういうところ無自覚だから怖い!


それで、このまま帰るかと思いきや。


陽世くんが、あともうひとつだけ行きたいところがあるみたいで。


車に揺られること30分ほど。


「わぁ、海だっ」

「まだちょっと時期が早いけどね」


「足だけつかってもいいかなっ」

「転ばないように気をつけるんだよ?」


海に来たのすごく久しぶり。


小さい頃、お母さんとお父さんと来た以来……かな。


「わわっ、ちょっと冷たい!」

浅瀬だけど、ちょっと波が強いかも。

< 130 / 180 >

この作品をシェア

pagetop