甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
夜紘くんに怒っても仕方ないんだけど!
「卵足りないんじゃない?」
「2個必要って書いてあったからちゃんと入れたよ? でもパサパサ……」
「んじゃ、もういっこ追加したら?」
ほら、夜紘くんって結構テキトーなの。
「失敗したら夜紘くんが作り直してくれる?」
「……いーよ。たぶん失敗しないから」
* * *
「もうわたし二度とお菓子作らない……」
世の中の女の子すごいよ。
お菓子作り得意ですとか一生言えない。
「いーじゃん。なんとか形になってるし」
夜紘くんのテキトーさが功を奏したのか、なんとか生地がまとまって焼きあがった。
「……ん、あれ。意外と美味しい!」
「俺のおかげだね」
「夜紘くん何もしてないじゃん!」
クッキーを食べたあとはDVD鑑賞。