甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「そうかそうか。それならよかった」
これはもしかして、3人での生活の近況を報告するだけ?
あんまり身構えなくてもよかった――。
「それじゃあ、本題に入ろうか」
ううん、よくなかった。
どうやら今から話すことが本題みたい。
「叶琳さんにとって陽世か夜紘、どちらが運命の番か見極めはつきそうかな」
「えー、やっぱり僕じゃない?」
「……は? 陽世じゃなくて俺でしょ」
「こらこら、ふたりとも落ち着きなさい。お前たちに聞いていたら、自分に都合の良い主張しかしないだろう? 今は叶琳さんに聞いているんだよ」
そう言われても。
正直まだわからないっていうか。
どちらかって明確なものがない……ような。
「今もまだ不明ってところかな?」
「そう……ですね」