甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「いーよ、遠慮しなくて」

「してないし、どこ触ってるの!?」


「いーじゃん。俺と叶琳の仲なんだし」

「は、はい!?」


もうまってまって!


「あ、ずるーい。僕も手伝うよ」

「陽世くんまで参戦してこないで!!」


「……俺が先だし、陽世は引っ込んでなよ」


「こういうときは兄に譲るのが普通だよね?」


「ふたりともわたしのリボン引っ張らないでっ」


「だいたいさー、夜紘はずるいんだよ。すぐ抜けがけするから」


「抜けがけしてんのは陽世も一緒でしょ」


「それに僕にケンカ売ってるよね? こんな目立つところに噛み痕残してさ」


陽世くんのほうに引っ張られたり。


「……ほんとは叶琳の身体ぜんぶに残そうかと思ったけど」


今度は夜紘くんのほうに引っ張られたり。

< 152 / 180 >

この作品をシェア

pagetop