甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「うわー、夜紘って僕に似て性格わるー」


「自分が性格悪いこと自覚してんだ?」


「じゃあ、僕も同じことしようかなぁ」


「……そーやって挑発してくんのムカつく」


「挑発じゃないよ? 今日叶琳ちゃんと寝るのは僕だもんね。僕と朝まで甘いことたくさんしようね」


「あ、朝まで!? わたし寝るよ!?」


「うん、寝られる余裕があるならね?」


「はぁ……鍵ぶっ壊したくなる」


ふたりの相手をしてたらもう大変。



* * *



隙を見つけてお風呂へダッシュ。


あのままだとキリがなくて、ふたりとも永遠に言い合いしてそうだもん。


ほんとなら、このままお風呂にゆっくり入って。


お風呂から出たら、まったりアイスでも食べて。



……なんて、呑気にしてたら事件は突然発生。


わたしがお風呂場から出てきて、身体にタオルを巻いたのと同じくらいに。

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