甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



開くはずのない脱衣所の扉が横にスライドした。


「……は? なんで叶琳がいんの」


え……っ、うわ……なんてバッドタイミング。


あれ、わたし脱衣所の鍵かけ忘れた……!?


「え、あっ、うぇ……ぇ?」


まってまって。

わたし今お風呂から出たばっかりで。


「な、ん……やひ、く……ここ……」


むりむり、パニックで日本語どっかいってる……!!


「なんで俺がここにいるかって?」


ご、ご名答……。

今のでよく伝わった……って、感心してる場合じゃなくて……!


「さっき陽世が風呂誰も入ってないから先いいよって」


うそうそ、わたし入ってるのに……!


「んで、脱衣所来たら叶琳がいたわけ」


「っ……! すぐ服着る、からっ……」


バスタオル1枚しか身にまとってないのが、こんな恥ずかしいなんて。

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