甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「……想像しただけで嫉妬で気狂いそう」


夜紘くんちょっと怒ってる……?


そして、さらにピンチは重なってやってくる。


「ねー、今お風呂入ってるの夜紘だよね?」


えっ、あ……うそ。

この声は陽世くん……!?


「……そーだけど。まだ入ったばっかりだから」


「へぇ、そっか。それよりさ、叶琳ちゃんどこにいるか知らない?」


どひぃ……っ。

脱衣所の扉1枚越しに聞こえる声に心臓バクバク。


「知らない。自分の部屋にいんじゃない?」


ぜったいバレちゃダメ……なのに。


「っ……! やひろ……くんっ」

「……なに? 声出したらバレるよ?」


「……そこ、触るのやっ……んんっ」

「だから陽世に聞こえるって」


口元が夜紘くんの手に覆われて、ちょっと苦しい。


「……それとも陽世に聞かれたいの?」

< 157 / 180 >

この作品をシェア

pagetop