甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「……想像しただけで嫉妬で気狂いそう」
夜紘くんちょっと怒ってる……?
そして、さらにピンチは重なってやってくる。
「ねー、今お風呂入ってるの夜紘だよね?」
えっ、あ……うそ。
この声は陽世くん……!?
「……そーだけど。まだ入ったばっかりだから」
「へぇ、そっか。それよりさ、叶琳ちゃんどこにいるか知らない?」
どひぃ……っ。
脱衣所の扉1枚越しに聞こえる声に心臓バクバク。
「知らない。自分の部屋にいんじゃない?」
ぜったいバレちゃダメ……なのに。
「っ……! やひろ……くんっ」
「……なに? 声出したらバレるよ?」
「……そこ、触るのやっ……んんっ」
「だから陽世に聞こえるって」
口元が夜紘くんの手に覆われて、ちょっと苦しい。
「……それとも陽世に聞かれたいの?」