甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「両家の決まり事だから仕方ないよね?」


うっ、それはそうなんだけど……!

でも、あの言い伝えってほんとなの?


「……叶琳」

「ふへ……?」


うわっ、夜紘くんの顔が近い……!


それに……。

「っ……」


あっ、また……心臓が変な動きしてる。


夜紘くんの瞳に吸い込まれるように惹きつけられて。


「……どーしたの」

「やっ、えっと……っ」


「叶琳?」

「ひゃ……っ、ぅ」


夜紘くんに軽く触れられた頬が熱い。


身体が何かに反応するように、ピクッと跳ねてる。


「ま、ま……って、夜紘くん……っ」

「ん? 何が待ってなの?」


ダメ……っ、ちょっと身体熱い。


夜紘くんから目をそらしたいのに、全然できない。
むしろもっと――。

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