甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「うぅ……どうやって決めたら……」
「そんなの簡単だよ~! 好きって思った相手を選ぶだけ! まあ、叶琳ちゃんがドキドキするほうを選んだらいいんじゃないかなっ」
最近、夜紘くんに対してドキドキすることが多いけど。
でもそれはただ身体が求めてるだけで、自分の気持ちが連動してるのかわかんない。
* * *
パリンッと高い音が部屋中に響いた。
「あ、あっ……どうしよう」
陽世くんの部屋の花瓶を割っちゃった……。
しかも今ものすごい音がしたから。
「叶琳ちゃん!? どうしたの、今すごい音したよ?」
心配した陽世くんがすぐに来てくれた。
「うっ……あ、ご、ごめんなさい……!」
「謝るよりも叶琳ちゃんはケガしてない?」
「わたしは大丈夫なんだけど、花瓶が無事じゃなくて」