甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「叶琳ちゃんが甘い声出したら……夜紘に聞かれちゃうかもね?」
指先で顎をクイッとあげられて、ぶつかる目線。
「僕知ってるからね。この前、叶琳ちゃんと夜紘がお風呂場で一緒にいたこと」
「っ……!」
「抑えてたつもりだろうけど、可愛い声漏れてたよ」
や、やっぱり気づいてたんだ。
あえて言わなかったのは……。
「夜紘ともこんなふうに触れ合って、僕にバレないように息ひそめてたの?」
こうやって同じ状況を作って、愉しもうとしてる。
「僕ね、ものすごく嫉妬してるよ」
「嫉妬……?」
「夜紘がこんなふうに叶琳ちゃんに触れてるって……想像しただけでおかしくなりそう」
あえて唇を外して。
頬や首筋に優しいキスが降ってくる。