甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「はーい、そこまで。夜紘ダメだよ抜けがけしちゃ」
「ふぁ……へ?」
誰かの手によって、視界が覆われて。
視界から夜紘くんが消えて、目の前が急に真っ暗。
「あと少しで、叶琳ちゃんが夜紘に発情しちゃうところだったね」
陽世くんのバニラの匂いがする。
もしかして、わたしの視界を塞いでるのは陽世くん?
「やっぱり叶琳ちゃんが最初に発情する相手は僕じゃないとね」
「……俺だって叶琳のこと譲りたくないんだけど」
え、えっとぉ……。
ふたりともわたしがここにいること忘れてない?
「僕と夜紘……どっちが叶琳ちゃんの運命の番なのかなぁ?」
「あの、運命の番っていったい……」
わたしばかりが置いてけぼり状態。
「ん? あ、もしかして番のことあまり知らない?」
コクッとうなずくと「じゃあ、まずはそこから説明しないといけないね」って。
結局、部屋の中でいちばん広いリビングへ。