甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「はーい、そこまで。夜紘ダメだよ抜けがけしちゃ」


「ふぁ……へ?」


誰かの手によって、視界が覆われて。

視界から夜紘くんが消えて、目の前が急に真っ暗。



「あと少しで、叶琳ちゃんが夜紘に発情しちゃうところだったね」


陽世くんのバニラの匂いがする。


もしかして、わたしの視界を塞いでるのは陽世くん?


「やっぱり叶琳ちゃんが最初に発情する相手は僕じゃないとね」


「……俺だって叶琳のこと譲りたくないんだけど」


え、えっとぉ……。

ふたりともわたしがここにいること忘れてない?



「僕と夜紘……どっちが叶琳ちゃんの運命の番なのかなぁ?」


「あの、運命の番っていったい……」

わたしばかりが置いてけぼり状態。


「ん? あ、もしかして番のことあまり知らない?」


コクッとうなずくと「じゃあ、まずはそこから説明しないといけないね」って。


結局、部屋の中でいちばん広いリビングへ。

< 17 / 180 >

この作品をシェア

pagetop