甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



髪もシャツも全身びしょ濡れどころか、服着てお風呂入ったみたいになってるよ。


それに夜紘くんは困ったことに、全然慌てる様子がないから。


「すぐタオル持ってくるからね!」


わたしのほうが慌ててタオルを取りに脱衣所へ。


玄関に戻ると、夜紘くんはまだびしょびしょのまま。



「あわわっ、とりあえずこれで髪拭いて! このままシャワー浴びなきゃ!」


「……ん、いーよ。タオルでなんとかなる」


「いやいや、そんなに濡れてるのに!?」


「すぐ着替えるから平気。ってか、疲れたから寝たい」


夜紘くんのよくある睡眠欲が勝っちゃうやつ。


「風邪ひいちゃうよ!」

「叶琳が一緒に入ってくれるならいーよ」


「そ、それは無理だけど!!」

「んじゃ、入んない」


「えぇ……風邪ひいてもしらないよ?」


「そうなったら叶琳が看病して」


なんて、こんな会話をしたのがつい3日前くらい。

< 170 / 180 >

この作品をシェア

pagetop