甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
髪もシャツも全身びしょ濡れどころか、服着てお風呂入ったみたいになってるよ。
それに夜紘くんは困ったことに、全然慌てる様子がないから。
「すぐタオル持ってくるからね!」
わたしのほうが慌ててタオルを取りに脱衣所へ。
玄関に戻ると、夜紘くんはまだびしょびしょのまま。
「あわわっ、とりあえずこれで髪拭いて! このままシャワー浴びなきゃ!」
「……ん、いーよ。タオルでなんとかなる」
「いやいや、そんなに濡れてるのに!?」
「すぐ着替えるから平気。ってか、疲れたから寝たい」
夜紘くんのよくある睡眠欲が勝っちゃうやつ。
「風邪ひいちゃうよ!」
「叶琳が一緒に入ってくれるならいーよ」
「そ、それは無理だけど!!」
「んじゃ、入んない」
「えぇ……風邪ひいてもしらないよ?」
「そうなったら叶琳が看病して」
なんて、こんな会話をしたのがつい3日前くらい。