甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「……叶琳が俺と一緒に入るの拒否したせいだよ」
「わ、わたしが悪いの!?」
いくらなんでも理不尽すぎないかな!?
「ん……だから叶琳が責任取って俺のこと看病して」
ぐったりしてる夜紘くん。
とにかく今はベッドで安静にしてないと!
夜紘くんをベッドに寝かせてから、陽世くんにこのことを伝えると。
「えー、夜紘風邪ひいちゃったの?」
「う、うん。今すごく熱が高くて」
「そっかぁ。夜紘はあんま体調崩すことないんだけど、崩したときはめちゃくちゃ状態が悪くなるからさ」
「食欲もないみたいで」
「そうだよねー。たしか夜紘は風邪ひいたときオレンジばっかり食べてたんだよね」
「えっ、そうなの?」
「どんなに食欲なくても、オレンジは食べられるんだって。たぶん今回もそうだろうから」