甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「……叶琳が俺と一緒に入るの拒否したせいだよ」


「わ、わたしが悪いの!?」


いくらなんでも理不尽すぎないかな!?


「ん……だから叶琳が責任取って俺のこと看病して」


ぐったりしてる夜紘くん。


とにかく今はベッドで安静にしてないと!


夜紘くんをベッドに寝かせてから、陽世くんにこのことを伝えると。



「えー、夜紘風邪ひいちゃったの?」


「う、うん。今すごく熱が高くて」


「そっかぁ。夜紘はあんま体調崩すことないんだけど、崩したときはめちゃくちゃ状態が悪くなるからさ」


「食欲もないみたいで」


「そうだよねー。たしか夜紘は風邪ひいたときオレンジばっかり食べてたんだよね」


「えっ、そうなの?」


「どんなに食欲なくても、オレンジは食べられるんだって。たぶん今回もそうだろうから」

< 172 / 180 >

この作品をシェア

pagetop