甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
ふたりに挟まれたまま。
わたしの心臓は休まる暇もなく。
「叶琳ちゃんはさ、いま僕と夜紘が近くにいて何も感じない?」
「えっと、はじめてふたりと会って目が合ったとき、ちょっと身体がいつもと違って」
さっきも夜紘くんと少し見つめ合っただけで、惹きつけられて身体がピリピリして。
「それはきっと、僕か夜紘に発情しそうになったんだね」
「はつ、じょう?」
「はじめてだったから、目が合っただけで強く反応しちゃったのかな?」
え、まってまって。
聞き慣れない単語が飛んできて、しょっぱなから理解が追いつかない。
「昔からの言い伝え通りなら、叶琳ちゃんにとって僕か夜紘が運命の番になるわけでしょ。番同士って本能的に相手を求めて発情するんだよ」