甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。

「わー、夜紘ずるい。叶琳ちゃんは夜紘のものじゃないんだからさ」


今度は陽世くんがグイグイ引っ張ってくる。


うぅ、なんで取り合いみたいになってるの……！


「ふ、ふたりとも待って！　わたしはどちらのものでもなくて！」


「……叶琳は俺の。陽世には渡さない」


「えー、そんなこと言われたら逆に燃えちゃうけどなぁ」


ふたりともわたしの話聞いてる!?


「陽世は強引すぎ。叶琳に嫌がられてんじゃん」

「え、どこが？」


「だったら俺も遠慮しないけど」

「うん、僕も譲る気ないからね」


うぅぅ……完全にわたし置いてきぼり。


ふたりともバチバチしすぎだよぉ……。



「そうなると今日の夜はどうする？　僕か夜紘どっちが叶琳ちゃんと一緒に寝ようか」


「い、一緒に寝る!?」

なんで２択なの!?