甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



そもそもひとりで寝るっていう選択肢は!?


「叶琳ちゃんはどっちがいい?」


「陽世は見境なく襲いそうだから俺でいーじゃん」


「いやいや、そこは兄に譲るところだよね? 見境ないのは夜紘も同じでしょ?」


「えっとぉ……わたしひとりで寝たい――」


「ひとりで寝られる場所があるならね?」


え、それってどういうこと?


今いるリビングをキョロキョロ見渡しても、ここにベッドはないし。


もしかして、ちゃんと個々に部屋があるとか?


慌ててリビングを飛び出して、部屋中の扉を片っ端から開けていくと。


「あっ、ここわたしの部屋かな」


さっきいたリビングよりは少し狭いけど、ひとり部屋にしては十分な広さ。


わたしが好きなピンクと、白がメインの可愛らしい部屋。

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