甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「ひと晩たっぷり叶琳ちゃんのこと可愛がるからね」
「うわっ、きゃっ……!」
「僕が部屋までお姫様抱っこしてあげる」
こうして半ば強引に陽世くんの部屋へ。
わたしの部屋より少しだけ広くて、全体が白で統一されてる。
いかにも陽世くんの部屋って感じ。
陽世くんは白が似合うような、王子様みたいなイメージだから。
部屋の扉が閉まった瞬間、ピーッと機械音がした。
「い、今の音って……?」
「部屋にロックがかかった音だよ」
「じ、自動でかかるの?」
「そう。僕と夜紘の部屋には、お互いのプライバシーを守るために、オートロックがついててね」
「それって、外からは入れないの……?」
「一般的な家の部屋についてるような鍵じゃないから、そんなに簡単には開かないかな。――つまり、僕と叶琳ちゃんは誰にも邪魔されないふたりっきりの時間を過ごせるってわけ」