甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
付け加えて「もちろん叶琳ちゃんが部屋から出ることはできるよ。まあ、僕が離してあげないけど」って。
ふわふわの大きなベッドの上に、ゆっくりおろされて。
陽世くんが、わたしの部屋着のボタンに指をかけた。
「部屋着可愛いね。叶琳ちゃんもとても可愛いけど」
「これしか着るものなくて」
正確に言えば、この部屋着が用意されてたから。
ピンクに白のドット柄のワンピース。
丈は足首まで隠れる長さで、サイズ感がゆったりしていて着心地がいい。
「気に入ってくれた?」
「う、うん。あっ、でもわたしにはちょっと可愛すぎるような気もして」
「そんなことないよ。可愛い叶琳ちゃんが着てるから、何倍も可愛さが増してるの気づいてる?」
「そ、そんなことないよ!」
さっきから地味に陽世くんとの距離が近い。