甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「やっ、ひなせ……くん、どこ触ってるの……っ」

陽世くんの手が、腰のラインをゆっくりなぞるように触れてる。


「どこって口にしていいの?」

「っ……そう、じゃなくて」


顎をクイッとつかまれて、陽世くんの瞳にとらえられる。


「さっきからね、叶琳ちゃんが甘い匂いで僕を誘惑してるんだよ?」


甘い、匂い……?

犬みたいにクンクンしてみると。


「ふっ……叶琳ちゃんにはわかんないよ? わかるのは番かもしれない僕と夜紘だけだよ」


陽世くんの瞳が熱っぽい。


それにちょっと息が荒くて、ふわっと甘い。


「フェロモンが覚醒してるときは、身体がすごく敏感になるからね」


「んっ……やぁ」


唇に指先が押し付けられただけで、心臓が激しくドクドク鳴ってる。


「はぁ……たまらないなぁ、この甘い匂い」

「っ……ぅ、首ダメ……っ」

< 35 / 180 >

この作品をシェア

pagetop