甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「ど、どちら様ですか」

すぐに扉を閉めようとしたんだけど。


「突然のご訪問失礼いたしました。本日京留様より叶琳様をお迎えにあがるようにと」


「は、はぁ……」


「少し前にお手紙にて、本日の件はご連絡ずみかと」


あぁ、あの怪しい黒い手紙……!


やっぱりスルーしちゃいけなかったの?



「もうすぐ約束のお時間になりますので、わたくしたちが叶琳様を車にてお送りいたします」


「いや、ちょっと待ってください! わたし行くなんてひとことも――」


叶絵(かなえ)様より許可はいただいております」


な、なんでわたしのおばあちゃんの名前を知ってるの?


それに、おばあちゃんはこの件を承知してるの?


うぅ……ダメだ。

なんか混乱してきた。


「お連れしてよろしいでしょうか」

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