甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「あー、でもやっぱりもういっかい叶琳ちゃんの寝顔見たいなぁ」
「……しつこい。俺は譲る気ないから」
「えー、でも叶琳ちゃんが僕を選ぶなら文句ないよね?」
「えっとぉ……ひとりで寝るっていう選択肢は……」
「あるわけないじゃん」
――で、そのまま夜紘くんの部屋へと連れていかれ。
昨日と同じように、部屋の扉が閉まった瞬間ロックの音が鳴った。
これで今日の夜は夜紘くんとふたりっきり。
夜紘くんの部屋は陽世くんとは正反対で、黒で統一されていてシンプルにまとめられてる。
夜紘くんに手を引かれてベッドのほうへ。
昨日は陽世くんで今日は夜紘くんって……。
ふたりと交互に一緒に寝るなんて。
やっぱりこの状況おかしい……!!
でも、わたし寝るところないし。
うぅ……でもでも……。
はっ……もし夜紘くんもイジワルしてきたらどうしよう……!
わたしまた寝不足になっちゃうんじゃ!?
2日連続はさすがにきついよぉ……。
ちょっとだけ夜紘くんと離れて眠ろうとしたけど。
「叶琳。もっと俺のほうきて」