甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



手早く結んでくれて、視界に映るリボンは左右対称。


「夜紘くんって器用なんだねっ」

「…………」


あれ、無視されちゃった。


「夜紘くん?」

「……それ可愛すぎるから陽世に見せるの禁止」


「え?」

可愛いってなんのこと??


よくわからず首を傾げてると。


「……叶琳の上目遣い死ぬほど可愛い」

「え、え!?」


「俺だけに見せて。ってか、可愛すぎて抱きしめたい」


「わっ、きゃっ……」

夜紘くんの大きな身体にギュッてされて。


「夜紘が叶琳ちゃんのこと独り占めしてるのずるいなぁ」


「わわっ、陽世くんまで抱きついてこないで!!」


3人での生活は、まだまだ慣れないことがたくさん。

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