甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
* * *
わたしたちが今日から通う星彩学園まで、なんと車で送り迎え。
学園に着いて早々、とんでもない光景が。
陽世くんと夜紘くんが車から降りた瞬間「キャー!!」っと大歓声が。
え、え!? なんでこんな騒がしいの!?
アイドルが出てきた並みのレベルだよ。
「わー、すごい騒ぎだねー」
「はぁ……眠すぎて死にそう」
これ、もしかして……いや、もしかしなくても陽世くんと夜紘くんに向けられてるんだよね!?
当の本人たちは、あんまり気にしてなさそうだけど。
それどころか、陽世くんも夜紘くんも抱きついてくるし!
「ふ、ふたりともちょっと離れて!!」
「……なんで。叶琳と離れるとか無理」
「僕もずっと叶琳ちゃんと一緒がいいなぁ」
人の目なんか気にせずお構いなし。