甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「……このまま叶琳に引っ付いて寝たい」

「夜紘くん寝ちゃダメだよ!?」


なぜかわたしたちだけ特別に、いちばん後ろに3人だけで並んでる席の配置。


ぜったい何かしらの権力動いてるじゃん……。


「あ、夜紘ずるーい。そうやって叶琳ちゃんに甘えようとするんだ?」


「陽世はどっかいけば。ってか、陽世だけ別クラスでよかったのに」


「そういうわけにはいかないでしょ? 僕と夜紘と叶琳ちゃんは常に一緒なんだから」


「やっぱり仕組まれてる!?」


「ふっ、こういうときこそ、理事長の息子の権限を使うべきだよね」


「ほらぁ! 今のが本音だよね!?」


――と、こんな感じで学園の中でも、陽世くんと夜紘くんとは常に一緒。

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