甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「ふっ、別に何もしないよ。僕ってあんまり信用されてないのかな」
陽世くん人の目は気にしないし、どこでも手つないできたりするし。
油断できないのが陽世くんなのだ。
お昼ごはんは簡単に食べられるサンドイッチ。
パクパク食べてたら、あっという間に完食。
「ふぅ、美味しかったぁ」
「叶琳ちゃんはなんでも美味しそうに食べるね」
「そうかな。あっ、あとちょっとでお昼休み終わっちゃうね! もう教室に戻らないと――」
「まって。まだ僕とふたりでいよ?」
「え、うわっ!」
立ちあがろうとしたら、急に腕を引かれて。
おまけに膝の上に陽世くんの頭が乗っかってきた。
「ちょっとだけ叶琳ちゃんに膝枕してもらおうかな」
普段しっかりしてる陽世くんが、今は猫みたいに甘えてきてる。