甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
わたしは中学校はセーラー服で、高校はリボンだからネクタイ結ぶの慣れてないのに。
「えっと、あれ? こうじゃなくて……」
うぅ、ネクタイ難しい……!
それに夜紘くんと身長差があるから、余計に手こずっちゃう。
「夜紘くん、もうちょっとかがんで!」
「ん」
「きゃぅ……っ、近いよっ」
狙ったように頬にキスしてくるの。
「あー……かわい」
「っ、からかわないで……っ!」
「……唇にもする?」
「うぅ……しない……っ」
「そんな可愛い顔してよく言うね」
陽世くんがそばにいないのをいいことに、夜紘くんの暴走が止まらなくなってる!
迫ってくる夜紘くんを、必死に押し返してると。
「あー、やっぱりここにいた。また抜けがけして叶琳ちゃんのこと独占してる」
「それ陽世にも言えることだし」