甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「あれはわたしを抱き枕と勘違いしてるんじゃ……」
「あはは、何それ! 叶琳ちゃんだからだよ~! それに夜紘くんね、よく叶琳ちゃんのこと見てるんだよ?」
「え、そうなの?」
「うんうんっ。わたしと話してるときとか、何か視線感じるな~と思って見たら、夜紘くんがずーっと叶琳ちゃんを見てるの! それも、すごく愛おしそうに見てるんだよ!」
「へ、へぇ。それは知らなかったかも」
夜紘くんって、教室ではほとんど寝てるし。
起きてるときは、よく窓の外見てるし。
ふたりがそばにいないときは、あまり意識してなかったけど。
ふたりとも、そんなにわたしのこと気にかけてくれてたんだなぁ。
――それがわかったのが、とある日の体育の授業中。