甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「叶琳ちゃん大丈夫!?」
「ケガは? ってか、何があった?」
「誰かに何かされたの?」
「痛いところは? もし歩けないならすぐ医者に――」
「ふ、ふたりとも落ち着いて。わたしがドジして転んじゃっただけで」
こんなにふたりが慌ててるところはじめて見た。
周りのみんなも、普段と違うふたりを見て驚いてる。
「……叶琳に何かあったかと思って本気で焦った」
「僕もだよ。叶琳ちゃんに何かあったら心配しないわけないからね」
「ご、ごめんね。ちょっと大げさなことになっちゃって」
ふたりがこんなに心配してくれるなんて。
「立てそう? 僕が保健室まで運ぼうか?」
「足首ちょっとひねったくらいかな。でも大丈夫、ひとりで歩け――うわっ!」
「……俺が運ぶからおとなしくしてて」
「え、え!? 大丈夫だよ!?」