甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
夜紘くんがわたしをお姫様抱っこした瞬間「キャー!!」って、女の子たちの悲鳴が。
さっきのわたしの叫び声よりすごいかも。
「いいから。俺が叶琳のこと心配で仕方ないの」
優しくて心配性な夜紘くん。
いつもは甘えてばかりで、無気力なのに。
こんな夜紘くんの一面知らなかった。
* * *
保健室に連れてきてもらったけど、あいにく先生がいないみたい。
ベッドを仕切ってるカーテンをサッと開けて、その上にゆっくりおろされた。
「夜紘くん、ごめんね。重かったよね」
「……全然。軽すぎてマシュマロかと思った」
「マシュマロ!? わたしそんな軽くないよ!?」
「俺にとってはそれくらいだったよ。ケガの手当てするから、叶琳は座ってて」
わたしの頭を軽くポンポン撫でて、夜紘くんは救急箱を探しに。