甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



しばらくして、湿布と包帯を持って戻ってきた。


「ひねったほうの足出して」

「えっと、これくらい自分でできるよ?」


「いいから。俺がやってあげたいんだよ」


夜紘くんが優しく触れてきて、テキパキ処置を進めてくれた。


「湿布ちょっと冷たいかも」

「……ひゃっ、ん」


夜紘くんが言う通り冷たい……っ。


それに変な声出ちゃったし。


「はぁ……なんでそんな煽るような声出すの」


「え、あっ、冷たくて」


それから足首に包帯を巻いてもらった。


「夜紘くん、ありがと――」


お礼を言ったら、肩を軽くポンッと押されて。


身体がふわっとベッドに沈んだ。


「へ……あっ」

「煽った叶琳が悪いんだよ」


夜紘くんがベッドに両手をついて、ギシッと軋む音。


「や、ひろ……くん?」

ふたりっきり、ベッドの上。

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