甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
自分の勉強だけじゃなくて、クラスメイトの子たちの勉強まで見てあげるなんて。
夜紘くんは、授業中寝てばかりでノートも取ってないし、家で勉強してる姿も見たことない。
なのに頭が良いってどうなってるの。
わたしなんてちゃんと授業聞いて、家で復習までしてるのに小テストの点数いつも平均くらいだし。
これじゃ中間テストは赤点の可能性もあるかも……。
夜紘くんか陽世くんに勉強教えてもらおうかな。
陽世くんはみんなに教えてて大変そうだから、夜紘くんにお願いしよ。
――で、お願いしてみた結果。
「うぅ……夜紘くん頭良すぎて何言ってるかわかんないよぉ……」
わたしと夜紘くんじゃ、そもそも基礎的な学力がまったく違うわけで。
「ごめん。俺、人に教えるのあんま得意じゃなくてさ……」