甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
どうやら夜紘くんは生粋の天才肌のよう。
自分で理解する力はすごいけど、人に教えるのは苦手みたい。
勉強が苦手なわたしのために、一生懸命教えてくれたけどわたしの理解力が追いつかず……。
それで結局行きつく先は……。
「えっと、ごめんね。わたしまで面倒見てもらっちゃって」
「大丈夫だよ。叶琳ちゃんからのお願いなら僕なんでも聞くからね」
あと数日に迫ったテスト初日に向けて、陽世くんと図書室でお勉強。
テスト前の期間中ってこともあって、わたしたち以外にも何人か図書室を利用してる。
「じゃあ、叶琳ちゃんが苦手な科目からやっていこっか」
「うぅ、お願いしますっ……!」
陽世くんは教え方が本当に上手で、わかるまでとことん教えてくれる。
それに、ポイントを絞って教えてくれるから。