甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「叶琳ちゃんすごく集中してたね」


「陽世くんに教えてもらったら、わからないところがどんどんなくなったから!」


「そっか、よかった。叶琳ちゃんの役に立てて」


みんなが陽世くんを頼る理由がよーくわかった。



「陽世くんわたし以外の子にも勉強教えてて、自分の時間取れてないよね?」


「僕のことは気にしなくていいよ? それよりも叶琳ちゃんに頼ってもらえたことがうれしいから」


夕方の図書室でふたりっきり。


妙に雰囲気だけが先走って……ちょっとドキドキする。


「放課後の図書室ってさ、なんかドキドキするね」


「へ!?」


陽世くんも同じこと考えてたのかな。


それともわたしの考えてること読み取っちゃったの?


「ふっ……ほら、叶琳ちゃん。図書室では静かにしないとダメだよ?」

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