甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
陽世くんの人差し指が、そっとわたしの唇に触れた。
あっ……この距離とっても危険。
間近で絡む視線と、誰にも邪魔されないふたりっきりの空間。
「……顔真っ赤だね。もしかして意識しちゃった?」
「うぅ……」
「今は僕だけだね……こんな可愛い叶琳ちゃんを独占してるの」
「くちびる……っ」
「ん? 唇がどうしたの?」
普段の陽世くんは優しい。
でも、甘いことするときはとてもイジワル。
「ん……っ」
唇に指先をグッと押し付けてくる。
これ以上接触するのはダメ……っ。
「さっきから可愛い声しか漏れてないね」
「っ……ひなせくんが、触る……から」
「たまらないね。頬真っ赤にして、瞳うるうるさせて」
「もう……っ」
「僕ね、叶琳ちゃんのそういう顔だいすき」