甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「どうしたの? 帰らないの?」


「陽世くんひとりで大変だろうから、わたしも手伝う!」


「え、いいよ? 叶琳ちゃんも早く帰りたいでしょ?」


「足手まといになっちゃうかもだけど、ちょっとでも協力したいの!」


陽世くんみたいに、パソコン得意じゃないし器用じゃないけど。


「少しでも陽世くんの負担を減らしたい……と思って!」


陽世くんが、ちょっとびっくりした様子で目をぱちくりしてる。


「えっと、陽世くんひとりが頑張るのは違う……と思うの」


「……?」



「陽世くんみんなに優しくて、頼りにされやすいから。その……あんまり無理しないでほしいなって。頼まれたら断れないこともあるだろうし……。でも、それで陽世くんの負担がどんどん増えちゃってるような気がして」



これはわたしが客観的に見て思ったことで。
< 94 / 180 >

この作品をシェア

pagetop