甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「どうしたの? 帰らないの?」
「陽世くんひとりで大変だろうから、わたしも手伝う!」
「え、いいよ? 叶琳ちゃんも早く帰りたいでしょ?」
「足手まといになっちゃうかもだけど、ちょっとでも協力したいの!」
陽世くんみたいに、パソコン得意じゃないし器用じゃないけど。
「少しでも陽世くんの負担を減らしたい……と思って!」
陽世くんが、ちょっとびっくりした様子で目をぱちくりしてる。
「えっと、陽世くんひとりが頑張るのは違う……と思うの」
「……?」
「陽世くんみんなに優しくて、頼りにされやすいから。その……あんまり無理しないでほしいなって。頼まれたら断れないこともあるだろうし……。でも、それで陽世くんの負担がどんどん増えちゃってるような気がして」
これはわたしが客観的に見て思ったことで。