甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
「僕ね、昔から夜紘と比べられることが多くて。別にそれで何か悩んでるとかはなかったけど。ただ、周りに期待されてそれに応えなきゃいけない……って思ったら、断ることができなくなっちゃってね」
これは陽世くんにしかわからない。
きっと、陽世くんがひとりでずっと抱え込んでたこと。
「自分の負担が増えても、それで周りからの評価が上がるならそれでいいやって。ただ、ちょっと感覚が麻痺してきたのかな。どれだけいろんな人に頼られても疲れたとか、嫌だとか、なんとも思わなくなってきたんだ」
いつも完璧な陽世くんが、いま少しだけ弱い一面を見せてくれてる気がする。