悪魔と私
Ⅳ 森の中の小屋
おーい起きろー…
誰かの声が聞こえてくる。
誰…?
おーきーろー!
何…?もう…うるさいなあ。
「お・き・ろ!!」
ガバッ
「うーるーさーいー!!」
アイルは耳元で大声を出され、勢い良く飛び起きた。
「わー。やっと起きたの?」
アイルの目の前に、金髪で7才くらいの男の子がいた。
男の子は、アイルが出した大声に耳を塞ぎながら言った。
「誰?ここはどこ?なんで私、こんなところに居るの?」
私の質問に、男の子は少し顔をしかめた。