意地悪王子には騙されない。
第四話
真優「……あおくん」
スカートの裾をぎゅっと握りしめる。叶わないとわかっている。だけど気持ちが逃げてくれるはずがなくて、苦しいのは嫌いだ。
だから……自分から、微笑んでそう言う。
真優「私、あおくんが好きだよ」
蒼人「……マジ?」
真優「うん……華恋ちゃんのこと好きなの、こんな私じゃだめなのも知ってるけど……好き……」
蒼人「……そっか、ありがとう。でもごめん」
真優「うん、わかってた……聞いてくれて……ありがとう」
(あれ、泣きたくないのに……言えたから、いいのに……)
涙が込み上げてきて、立ち止まってしまう真優。
どうしたらいいかわからずに、蒼人は焦る。
李音「俺の真優泣かせるとか、アンタサイテー」
すると後ろから李音が現れて、真優をぎゅっと抱きしめた。
李音「ま〜ちゃん、よく頑張ったね、偉い偉い」
そう言いながら、自分の気持ちなんて無視して頭を優しく撫でた。
李音「これで……ま〜ちゃんは僕のもんになれるね」
蒼人「……真優、ごめんな」
真優「あおくんはっ……悪くない……」
李音「じゃあま〜ちゃん、今日はおサボりしよっか」
真優「へ?」
李音は真優をお姫様抱っこして、歩いて行ってしまった。
蒼人(……)
まさか、自分でも告白してしまうだなんて思ってなかった真優。
李音の黒い車に乗り込んで……顔を真っ赤にしていた。
真優「私……もうあおくんと喋れないっ……!!」
李音「いいじゃん、僕と生きてくんだから」
真優「よくない!私、学校をサボるような人とは嫌だよ……!!」
李音「サボらなければ僕でも良いの?」
真優「そう言うわけじゃないけどっ……」
李音「僕、ま〜ちゃんのこと好きだよ?結婚したいぐらい」
真優「嘘言わないで……!」
(勘違いさせて、何が楽しいんだか……!!)
李音「嘘じゃないよ?ほら」
スカートの裾をぎゅっと握りしめる。叶わないとわかっている。だけど気持ちが逃げてくれるはずがなくて、苦しいのは嫌いだ。
だから……自分から、微笑んでそう言う。
真優「私、あおくんが好きだよ」
蒼人「……マジ?」
真優「うん……華恋ちゃんのこと好きなの、こんな私じゃだめなのも知ってるけど……好き……」
蒼人「……そっか、ありがとう。でもごめん」
真優「うん、わかってた……聞いてくれて……ありがとう」
(あれ、泣きたくないのに……言えたから、いいのに……)
涙が込み上げてきて、立ち止まってしまう真優。
どうしたらいいかわからずに、蒼人は焦る。
李音「俺の真優泣かせるとか、アンタサイテー」
すると後ろから李音が現れて、真優をぎゅっと抱きしめた。
李音「ま〜ちゃん、よく頑張ったね、偉い偉い」
そう言いながら、自分の気持ちなんて無視して頭を優しく撫でた。
李音「これで……ま〜ちゃんは僕のもんになれるね」
蒼人「……真優、ごめんな」
真優「あおくんはっ……悪くない……」
李音「じゃあま〜ちゃん、今日はおサボりしよっか」
真優「へ?」
李音は真優をお姫様抱っこして、歩いて行ってしまった。
蒼人(……)
まさか、自分でも告白してしまうだなんて思ってなかった真優。
李音の黒い車に乗り込んで……顔を真っ赤にしていた。
真優「私……もうあおくんと喋れないっ……!!」
李音「いいじゃん、僕と生きてくんだから」
真優「よくない!私、学校をサボるような人とは嫌だよ……!!」
李音「サボらなければ僕でも良いの?」
真優「そう言うわけじゃないけどっ……」
李音「僕、ま〜ちゃんのこと好きだよ?結婚したいぐらい」
真優「嘘言わないで……!」
(勘違いさせて、何が楽しいんだか……!!)
李音「嘘じゃないよ?ほら」