意地悪王子には騙されない。
第八話
○家・李音部屋。
李音「ま〜ちゃん入って」
家に帰ってきてから、李音はすぐに真優を自分の部屋に連れて行った。
真優「え、な、何……!?」
グイグイ腕を引かれて、とりあえず部屋に入ると……。
真優「ふぇ……?」
自分の写真が、たくさん飾られていた。
李音「あ、見て欲しいのはこっちじゃないんだ。これだよ」
李音がそう言って差し出してきたのは、とても高級そうな額縁に入った幼い時の自分と李音の姿が映った一枚の写真だった。
真優「こ、これがどうしたの……?」
(ついていけない……!)
李音「この写真が、僕がま〜ちゃんにプロポーズした時のだよ。ついでに忘れてると思うけど、この後キスしたんだ」
真優「き、キス!?」
(幼稚園生で何やってるの私……!!)
そんなことを思いながらも、写真を見ると少しずつ記憶が戻ってきていた。
李音「ね、だから結婚しよう?」
真優「た、確かに……こんなこと、あったかもしれない。でも、結婚はしない!」
キッパリそう言った。
李音「絶対に真優は俺に惚れるから、大丈夫」
真優「何を根拠に言ってるの……?!と、とにかく写真は全部捨てて!」
李音「なんで?可愛い真優ちゃん成長記録だよ」
真優「盗撮犯罪……!」
李音「僕だから許される」
にっこり王子様フェイスを浮かべた李音。
真優(こう言う時だけいい顔を使って……!!)
李音「ま〜ちゃん入って」
家に帰ってきてから、李音はすぐに真優を自分の部屋に連れて行った。
真優「え、な、何……!?」
グイグイ腕を引かれて、とりあえず部屋に入ると……。
真優「ふぇ……?」
自分の写真が、たくさん飾られていた。
李音「あ、見て欲しいのはこっちじゃないんだ。これだよ」
李音がそう言って差し出してきたのは、とても高級そうな額縁に入った幼い時の自分と李音の姿が映った一枚の写真だった。
真優「こ、これがどうしたの……?」
(ついていけない……!)
李音「この写真が、僕がま〜ちゃんにプロポーズした時のだよ。ついでに忘れてると思うけど、この後キスしたんだ」
真優「き、キス!?」
(幼稚園生で何やってるの私……!!)
そんなことを思いながらも、写真を見ると少しずつ記憶が戻ってきていた。
李音「ね、だから結婚しよう?」
真優「た、確かに……こんなこと、あったかもしれない。でも、結婚はしない!」
キッパリそう言った。
李音「絶対に真優は俺に惚れるから、大丈夫」
真優「何を根拠に言ってるの……?!と、とにかく写真は全部捨てて!」
李音「なんで?可愛い真優ちゃん成長記録だよ」
真優「盗撮犯罪……!」
李音「僕だから許される」
にっこり王子様フェイスを浮かべた李音。
真優(こう言う時だけいい顔を使って……!!)