意地悪王子には騙されない。
パクパクとケーキを食べ勧めていると……。


真優「あれぇ……?なんかクラクラする……」
  (さっきよりも、ぽわぽわしてる……)

李音「ん?ま〜ちゃん?」


なんと真優が酒入りのチョコレートケーキで、酔ってしまったのだ。


真優「り〜お……ん……」


机に手を伸ばしながら、ダラーンと倒れてしまった真優。


李音「ま、真優?大丈夫?」

真優「李音くん抱っこ〜」

李音「え?抱っこ?いいの?」


こんな時にも関わらず李音は真優に触れられることが嬉しくて、にっこり微笑みながら真優を抱っこした。


李音「これでいーの?」


抱っこをして目が合うと、真優がにっこり微笑んだ。


真優「んふふ、ありがとう」


真優はそう言いながら、李音の頬にキスをする。

すると、李音が耳まで赤くなってしまった。


李音「っ……」
  (可愛すぎだろ……)


李音は真優に悶えながらも、この最高の瞬間をしっかりと頭に焼き付けていた。


李音「そうだま〜ちゃん、これを置きに結婚するってどう?」

真優「えっへへ〜李音くんが旦那さんなら幸せ〜」

李音「ふふっ、僕もま〜ちゃんがお嫁さんだなんて幸せだなぁ。さっそくウエディングドレスを……ってま〜ちゃん?」



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