意地悪王子には騙されない。
第九話
○学校・空き部屋(密室)
李音「真優のこと、めちゃくちゃにしたくなった。いーい?」
真優「お断りします」
(や、やばい……)
現在、とてもまずい状況に置かれていた。
それは……。
○回想・数分前
男子生徒「ま、真優、俺前からずっと好きだった。よかったら付き合って欲しい」
真優(す、好き……!?)
校舎裏に呼び出された真優は、隣のクラスの男子生徒に告白をされていた。
すごく仲のいいわけではなかったが、勉強を教えたりしていた相手だ。
真優「え、えっと……」
(私は、恋愛感情としては好きじゃない
んだよなぁ……申し訳ないけど……)
どう断れば相手を傷つけることがないようになるか必死に頭を巡らせていると……。
李音「ごめんね、天野さんは俺の彼女だから」
肩にポンと置かれた手。
真優(り、李音くん……!?)
真優は驚いて目を丸くさせていた。
何よりも、李音の恐ろしい俺のもんだアピール顔に怯えていた。
男子生徒「やっぱり付き合ってるってマジだったの?」
真優「い、いやそれは……」
(でも、李音くんが彼氏だとわかれば
諦めてくれるかも……?
そしたらそこまで傷つかない……?)
李音「真優のこと、めちゃくちゃにしたくなった。いーい?」
真優「お断りします」
(や、やばい……)
現在、とてもまずい状況に置かれていた。
それは……。
○回想・数分前
男子生徒「ま、真優、俺前からずっと好きだった。よかったら付き合って欲しい」
真優(す、好き……!?)
校舎裏に呼び出された真優は、隣のクラスの男子生徒に告白をされていた。
すごく仲のいいわけではなかったが、勉強を教えたりしていた相手だ。
真優「え、えっと……」
(私は、恋愛感情としては好きじゃない
んだよなぁ……申し訳ないけど……)
どう断れば相手を傷つけることがないようになるか必死に頭を巡らせていると……。
李音「ごめんね、天野さんは俺の彼女だから」
肩にポンと置かれた手。
真優(り、李音くん……!?)
真優は驚いて目を丸くさせていた。
何よりも、李音の恐ろしい俺のもんだアピール顔に怯えていた。
男子生徒「やっぱり付き合ってるってマジだったの?」
真優「い、いやそれは……」
(でも、李音くんが彼氏だとわかれば
諦めてくれるかも……?
そしたらそこまで傷つかない……?)