意地悪王子には騙されない。
李音「本当だよ、昨日だって真優からたくさんキスしてくれた。ほら、もうここまで行ってるし」
真優「え?」
後ろから抱きしめられて、首筋を指さされる。
自分では何があるのか全くわからない状況の中、男子生徒は悔しそうにしながら去って行ってしまった。
真優「何したの?」
李音「昨日首にま〜ちゃんは僕のですって落書きしておいた」
真優「な!何してるの!?油性で書いてないよね!?」
李音「安心して、ちゃんと油性だから」
(キスマ気づかないの、本当純粋でかわ
いーね)
先日寝ている間にこっそりつけたキスマーク。
一つは目立つ位置に、その他は見えにくい場所につけてあった。
そして真優は一切気が付かなかったのだ。
真優「最っ低……」
李音「まぁまぁ、許して?これから僕の一生げるんだからさ」
真優「一生……?何言ってるの本当……」
李音「ふふっ、そんなことよりさ……なんで、すぐ断らなかったわけ?」
途端に李音の声が低くなる。
真優「……へっ?」
壁まで追い詰められて、ドンッと頭の横に手が置かれる。
避けて逃げたい気持ちを抑えた。と言うか、逃げれないと瞬時に理解してしまった。
李音「来て。ここじゃダメ」
次に強く手を握られて、空き教室へと連れてこられてしまったのだった。
***
真優(ピンチだ……!)
李音「ねぇ聞いてる?なんですぐ断らなかったの?俺っていう男がいんのに、浮気しようとしたんだ?」
真優「はぁ……!?李音くんこそ、なんで私があなたのものだと思ってるわけ……!?」
真優「え?」
後ろから抱きしめられて、首筋を指さされる。
自分では何があるのか全くわからない状況の中、男子生徒は悔しそうにしながら去って行ってしまった。
真優「何したの?」
李音「昨日首にま〜ちゃんは僕のですって落書きしておいた」
真優「な!何してるの!?油性で書いてないよね!?」
李音「安心して、ちゃんと油性だから」
(キスマ気づかないの、本当純粋でかわ
いーね)
先日寝ている間にこっそりつけたキスマーク。
一つは目立つ位置に、その他は見えにくい場所につけてあった。
そして真優は一切気が付かなかったのだ。
真優「最っ低……」
李音「まぁまぁ、許して?これから僕の一生げるんだからさ」
真優「一生……?何言ってるの本当……」
李音「ふふっ、そんなことよりさ……なんで、すぐ断らなかったわけ?」
途端に李音の声が低くなる。
真優「……へっ?」
壁まで追い詰められて、ドンッと頭の横に手が置かれる。
避けて逃げたい気持ちを抑えた。と言うか、逃げれないと瞬時に理解してしまった。
李音「来て。ここじゃダメ」
次に強く手を握られて、空き教室へと連れてこられてしまったのだった。
***
真優(ピンチだ……!)
李音「ねぇ聞いてる?なんですぐ断らなかったの?俺っていう男がいんのに、浮気しようとしたんだ?」
真優「はぁ……!?李音くんこそ、なんで私があなたのものだと思ってるわけ……!?」