意地悪王子には騙されない。
第三話
真優母「真優、少しでいいから李音くんといてみたら?」
真優「っ、お母さんまでっ……!だって、私この人のこと知らないし……!」
(好きな人、いるのに……)
李音「ま〜ちゃん、お願い」
真優「っ……」
(なんで、そんな悲しそうな顔……)
李音があまりにも悲しそうな顔をするものだから、どうしてだか胸が痛んで……真優は、早く帰るためにも、了承をしてしまったのだって。
真優「わかっ……た……。李音、くん?私、すぐ帰るからね」
李音「うん、わかってる。僕もその方が好都合だよ」
真優(そりゃそうだよね、王子様みたいなこの人が、私なんかと絡んでたらめんどくさいことになるだろうし)
李音「じゃあ、早速行こうか」
真優「し、支度してくるね」
李音「ああ、そうだね。手伝おうか?」
真優「結構です」
真優は急いで2階にある自分の部屋へと走って行った。
李音「……すみません、本当に」
真優母「なんで謝るの?ふふっ、いいのよ、真優だって本当にあなたのこと、昔好きだったんだから。きっとすぐ思い出すわ」
真優の母は、自分の娘が今李音以外の人に恋をしているなんて知らずに、李音を励ますためにそう言っていた。
李音「ありがとうございます」
真優母「ふふっ、いいのよ!私、応援してるからね!」
李音「はい、本当にありがとうございます……」
李音は内心とても心強かった。
確実に、母親の心はもう真優を自分にくれてもいいと言っているも同然だったのだから。
それから数十分後。
真優の支度が終わり、李音の使用人が運転する車に乗り込んで、李音の家へと向かって行ったのだった。
○李音の自宅
着いた場所は、豪邸だった。
とてもオシャレで、お金がかかっていそうな。
真優「り、李音くん、ご両親はいるの?」
李音「ううん、いないから安心して」
真優「そっか」
(ん……?じゃあ一人暮らしなのかな……?)
真優「っ、お母さんまでっ……!だって、私この人のこと知らないし……!」
(好きな人、いるのに……)
李音「ま〜ちゃん、お願い」
真優「っ……」
(なんで、そんな悲しそうな顔……)
李音があまりにも悲しそうな顔をするものだから、どうしてだか胸が痛んで……真優は、早く帰るためにも、了承をしてしまったのだって。
真優「わかっ……た……。李音、くん?私、すぐ帰るからね」
李音「うん、わかってる。僕もその方が好都合だよ」
真優(そりゃそうだよね、王子様みたいなこの人が、私なんかと絡んでたらめんどくさいことになるだろうし)
李音「じゃあ、早速行こうか」
真優「し、支度してくるね」
李音「ああ、そうだね。手伝おうか?」
真優「結構です」
真優は急いで2階にある自分の部屋へと走って行った。
李音「……すみません、本当に」
真優母「なんで謝るの?ふふっ、いいのよ、真優だって本当にあなたのこと、昔好きだったんだから。きっとすぐ思い出すわ」
真優の母は、自分の娘が今李音以外の人に恋をしているなんて知らずに、李音を励ますためにそう言っていた。
李音「ありがとうございます」
真優母「ふふっ、いいのよ!私、応援してるからね!」
李音「はい、本当にありがとうございます……」
李音は内心とても心強かった。
確実に、母親の心はもう真優を自分にくれてもいいと言っているも同然だったのだから。
それから数十分後。
真優の支度が終わり、李音の使用人が運転する車に乗り込んで、李音の家へと向かって行ったのだった。
○李音の自宅
着いた場所は、豪邸だった。
とてもオシャレで、お金がかかっていそうな。
真優「り、李音くん、ご両親はいるの?」
李音「ううん、いないから安心して」
真優「そっか」
(ん……?じゃあ一人暮らしなのかな……?)