この感情が好きに変わるまで
「確かペアの人同士で食べるんだよね」
「あー、そういえば他クラスの奴もそう言ってたな」
「!?」
そ、そんな〜っ!!?
じゃあ胃袋掴もう作戦はできないってこと?
私はガクッと膝を着く。
湊くんとの距離が縮まらないよ…。
「まあ上桐のために頑張るか」
スイーツ系は甘いから上桐好きだもんね。
「七瀬の手料理美味しいから期待してる」
「!そ、そんなこと言ったって何も出ないんだからね!それに!ちゃんと上桐も手伝ってよ!」
私は自分の料理が褒めてくれたのが嬉しくて照れ隠しみたいになったけど心の中で頑張って美味しいのを作ろうと心に決めた。
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