この感情が好きに変わるまで
突然、上桐にお姫様抱っこされてビックリした。
ビックリはしたけれど上桐のことが好きで通じ合えた今は私は胸を張って言える。
「私も…上桐のことが好きです」
そう言って私は上桐をギュッと抱きしめた。
「うん、俺も」
2人の時間に浸っていると…。
「おめでとう、千彩!」
みっちゃんがそう言った。
上桐のこと考えすぎててみっちゃんの存在忘れてた!
私はすぐに取り繕って「ありがとう!」と微笑んだ。
みっちゃんはそんな私を見て幸せそうにしていた。

──出会ったあの日から私たちは運命の糸で結ばれていたんだね。
遠回りしてしまったけれどでも。
「千彩!」
「理久!」
その遠回りのお陰できっと…。
「好きだよ」
──この感情が好きに変わったんだね。
fin
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