この感情が好きに変わるまで
だから頑張って私は好きな人…指原湊くんに猛アタックすることにした。
そうして早くも3ヶ月が経った。
湊くんは私のことをどう思ってるのかな?
気になるけど聞く勇気がない私は弱いな…。

「みっちゃーん!おっはよー!!」
登校中歩いていると私の前の方に友人であるみっちゃんこと相澤密の姿を見つけて猛スピードで駆け寄った。
急には止まれず…止まろうとは思わなかったので勢いよくみっちゃんにぶつかった。
「ち、ぐ、さっーっ!!」
ゆっくりと振り返りながら私の名を呼ぶみっちゃんの声はとても怒っていた。
「きゃー、みっちゃんごめんねー!!」
私が大慌てで謝るとみっちゃんはすぐにいつもの優しい顔になった。
ほっ、よかった!
「それで指原とはどんな感じなの?」
「うーん、イマイチわからないんだ…。毎日話しかけてはいるんだけどそれだけで」
みっちゃんは私が湊くんのことを好きなのを知っている唯一の人。
いつも背中を押してくれるんだ。
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