カフェとライター




っと、


「ねぇ、」

「!!?」

トイレを出た瞬間。

壁に背中を預け待っておられた姿。

いなくなったものだと安心しきっていた私は、


お化けを見てしまったかのように驚き、体が跳ねてしまった。

それに向こうも、びくっと驚く。


「す、すみません…」


跳ねる心臓。

「いや、そこまで驚かなくても」

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